カスピ海ヨーグルトの種菌

カスピ海ヨーグルトとは、ヨーロッパ・ロシアと西南アジアをつなぐ山岳地帯、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方で昔から食べられてきたヨーグルトのことです。

1986年に京都大学名誉教授の家森幸男教授（当時は島根医科大学教授）が長寿食の研究でカスピ海沿岸の長寿村を調査した際に、現地から、「長寿の秘密は現地で食べられているヨーグルトにあるのではないか」と村で伝統的に食べられてきたヨーグルトを持ち帰ってきました。

その後、家森教授が少しずつ知り合いに株分けをしているうちに全国に広まり、カスピ海ヨーグルトと呼ばれるようになったとのことです。カスピ海ヨーグルトは、市販のヨーグルトと比較すると酸味が少なく、味がマイルドで独特の粘りを持っていることが特徴です。

カスピ海ヨーグルト自体は市販されておらず、知り合いから株分けしてもらうなどして自分で作るしかないのですが、ヨーグルト種菌をフリーズドライした物が売られていて、ネットでも入手可能です。

カスピ海ヨーグルトは市販のものと比較すると種菌が強力で、繰り返し更新しても悪くなったり、薄くなったりせず、面倒な消毒作業も必要ありませんので、誰にでも手軽に作ることができます。

ダイエットに効果があるのはもちろんのこと、高血圧や肌荒れにも効果があるようです。