アメリカの政治体制
>>>アメリカ政治についてもっと知りたい方はこちら<<<
アメリカ合衆国は連邦共和制の国家であり、各「州」はそれぞれ１つの国家に近い権限を有している。そのため、アメリカ合衆国を合「州」国と表記する学者もいるようだが、アメリカは長い民主主義の伝統を持ち、民「衆」が中心の国家なので、合衆国と表記しても間違いではないだろう。
アメリカの政治体制の特色は三権分立がハッキリとしていることである。日本やイギリスが議院内閣制を採用し、立法である国会と行政である政府が結びついているのに対し、アメリカは極めて厳格な権力分立が図られ、立法・行政・司法は相互に独立していて、抑制・牽制しあい、各部が暴走することを防ぐ政治体制になっている。特に大統領は一切議会に対して責任を負わないのも大きな特徴と言えるだろう。
大統領はアメリカの国家元首である。大統領は議会ではなく、国民にその責任を負う。大統領は議会から独立した存在で、議会は大統領を不信任決議することができない一方で、大統領も議会を解散することはできない。
アメリカには日本のような内閣制度は存在しないため、首相もいない。各省の長官は、大統領が選ぶ。ただし、任命に関しては上院の助言と承認が必要となる。
アメリカの連邦議会は元老院（上院）と代議院（下院）から成り立つ二院制である。各州から２名ずつ選出されるので、各州の代表と言ってもよいかもしれない。
また地方自治だが、「州」がベースになっている。州は国家に近い権限を有しているが、外交や同盟の権限や、関税をかけたり通貨を発行する権限まではない。
>>>アメリカ政治についてもっと知りたい方はこちら<<<
